1959年のカンヌ映画祭グランプリに輝いた、フランス・ブラジル、イタリア合作の映画「黒いオルフェ」のテーマ曲です。原題は「カーニバルの朝」で、ブラジルのリオのカーニバルを舞台に、ギターを弾く市電の運転手と地方からカーニバルを見にやってきた娘の恋の物語。編曲のアントニオ古賀さんは演歌歌手兼ギタリストで編曲も手掛けますが、編曲の中にしばしばフラメンコ奏法を挿入します。この曲でもカーニバルの雰囲気を表すために、クラシックギターにしては長いラスギャード奏法(親指と中指で上下に弦をかき鳴らす奏法)が取り入れられ、最後はボサノバで締くくっています。初めてボサノバに挑戦してみましたが、なかなか難しいですね。軽やかに流れるように弾くには、さらに練習が必要です。
次回はパッヘルベルの「カノン」をアップする予定です。気が早いですが、さらにその次(多分、来年)は再度「アルハンブラの思い出」(←前回よりトレモロの音がバージョンアップしたと思います)か、または今、練習中(というより苦戦中)のR・ディエンス作曲「タンゴ アン スカイ」を考えています。乞うご期待。
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